output43’s blog

誰かに都合よくいい感じで見せたい雑記

我が子と自分の自由研究の思い出

今週のお題「夏を振り返る」

今年の夏の思い出の1つ。
我が子の自由研究。
今まではちょっと自由研究に介入しすぎたかも、という気持ちもあり、今回はあまり口を出さないようにと心に決めていた、そんな夏。

我が子には、

一人でやり切る力をつけてもらいたい!
生き抜く力を!
できる男に!モテる男に!
親心!

で、任せていると、興味を持ったある道具の研究をすることにしたとのこと。

☆我が子の自由研究大作戦
◆自由研究で作るもの
 道具についてまとめた冊子

◆作るための作戦
・道具が展示してある資料館へ行く。
・資料館で写真を撮る。
・写真を印刷しノートに貼る。
・写真に説明をつける。
・完成

というわけで我が子と共に資料館にお出かけ。

で、我が子。写真を撮りまくるのかなと遠目で見ていると、、、

・考えもなさそうに(←そう見える)写真撮影

・目的の道具と関係のないもの(カッコいいオブジェとか)の撮影

・そして早々に撮影終了のお知らせ!?


お腹減ったし帰ろう!という子供。
いいのか?と思う親。
心配でついついいろんな写真を撮ってしまう親。
子供の付き合いでついてきたら、ちょっと興味が出てきて子供よりも親が夢中になるパターン。
今回、それは良くないような。ついつい。。。

で、
家に帰ってきて自由研究制作開始。

・資料に使う写真を選ぶ我が子。
(選ぶ写真は親が撮った写真の方が多い。まあ、そうなると思ったよ。しまった。。。)

・選んだ写真を印刷し、ノートにペタペタと貼る。

・写真の説明はほぼ書かない。

・ただただ写真をひたすら貼る。

・終了。。。


そ、それでいいのか?完成なのか!?

確かにやりきった。子供なりに。いいのか?やりきったことは褒めたい。偉大なる一歩だ。でもいいのか?

で、
ついつい助言(介入)。
興味を引くような表紙にしたら?
もう少し写真に説明書いたら?
初めて見る人はなんの写真だかわからないんじゃないかな。
見る人が楽しくなるような構成がいいんじゃない?
調べてみた感想を書いてみたら?

我が子は言う。
「いいのいいの。」

何がいいのだ!?

お父さんが子供のときはもっとちゃんと、、、もっと?ちゃんと?

小学校時代の自分の自由研究を振り返る。
高学年の自由研究は友達と一緒に自由研究を行った。
1人でやっても複数人でやっても良かったのだけど、1人でやるより2人でやるほうが楽だろう、という同じニーズを持った友達と自由研究をやることにしたのだ。
僕らは話し合った。何を研究しようかと。
研究したいものなんてなかった。
僕らはとりあえず、電車に乗って地域で一番大きい図書館に向かった。
僕らは研究のネタを探した。なるべく早く、楽に終わるもの。
そして、それっぽいものを見つけた。

恐竜の図鑑!

僕らは話し合った。

「さあ、これをどう研究しよう?」

さして恐竜が好きなわけではない。興味なく、パラパラと図鑑をめくると最後の方のページに年表がついていた。白亜紀に〇〇が起こって、ジュラ紀に△△が出現して、、、みたいなことが書いてある年表。
僕らは思った。

「それっぽい!」

僕らは図書館の机に持ってきた画用紙を広げると、交互に年表をそのまま書き写す作業をした。書いてある意味もわからぬまま。黒の油性ペンで、ただただひたすら書き写した。
そして年表は完成した。
絵もない、色もない、恐竜の年表。
画用紙1枚。テキストの羅列。
そう、それが僕らの自由研究。

振り返れば父はそんなだった。そんなもんだった。
それに比べると、我が子よ、よく頑張った。写真もある。ページ数もある。説明文も(ほんの少し)ある。立派な冊子だ。1人でやり遂げたのも偉い。来年もその調子で頑張れ!いや、まず父である自分が頑張れ。

おしまい。