output43’s blog

誰かに都合よくいい感じで見せたい雑記

「高嶺の花」は「半分、怖い。」

「高嶺の花」を見た。3話まで。このドラマを見だしたのはいつも通りの単純な理由、好きな女優の石原さとみさんが出ているから。あと、「森高千里さん好き」の峯田さんも出てるから。予告見てストーリーもなんか面白そうだったし。
(以下、番組の内容に触れます。)

どうも僕は、しばらく恋愛ドラマを見ていなかったせいで、恋愛ドラマに飢えていたらしい。正確には恋愛ドキドキに飢えていた。「半分、青い。」で久々にドキドキしていたのだが、「半分、青い。」は恋愛ドラマの要素が減ってきてしまったこともあり、「高嶺の花」に期待である。で、3話まで見ての感想。
「高嶺の花」は「半分、楽しい、半分、怖い。」である。
石原さとみさんと峯田さんのやり取りはとても楽しい。石原さとみさんは、ガッジーラ、校閲ガール、のときみたいな強気女子。感情の上下が激しいお嬢様の華道家。で、峯田さんは町の自転車屋。超穏やか。冴えない感じだけど、でも、何か持っている。人を変える力を持っている。で、将棋がめちゃくちゃ強いみたい。先の先の先まで見通せる。わざと石原さとみさんを怒らせて元気づけたり。婚約破棄の傷を少しづつ癒やしていくやり取りは見ていて心地良い。3話にして早々にキスしてしまった二人。これからどうなるのかな。視聴率はダウン傾向らしいけど気にせず続けてほしい。
で、二人のやり取りはいいのだけど、あと、峯田さん演じるぷーさんの周りの幼馴染とのやり取りはとても優しくて心地がいいのだけど、それ以外がちょっと怖い。会社ストレスで疲労中の身としては見ていて辛いところがある。石原さとみさん演じる月島もものお父さん(家元)は華道のために自分の娘(もも)の婚約者にハニートラップを仕掛けて婚約破棄に追い込むし、継母は自分の娘(ももの妹)を跡取りにすべく裏でえげつないことしてるし、何より美少年、美青年千葉雄大君が怖すぎる。我が家ではゴセイレッド役でとても親しみのある千葉雄大君。ゴセイレッドって、戦隊もののレッド(リーダー)として珍しい(はじめて?)優しくて穏やかで平和主義なレッド。オラオラ感なし。対話で解決するようなリーダー。うちには秘めた強い意志を持ちながら。今どきの理想の上司的な。そんな優しきリーダー役がピッタリだった千葉雄大君。それが高嶺の花ではとても悪い役、怖い役。闇金ウシジマくんに出てきそうな感じの怖さ。洗脳くん?継母のルリ子さん(戸田菜穂さん)、ももの妹なな(芳根京子さん)を罠にかけていく、美青年はそのままに時に丁寧に、時にに荒々しく。そういう一見優しい感じの人、更に美しいイケメンが悪人なのはとても怖い。見た目少し乱暴そうで怖い感じの人(ドラマ「ゼロ」の間宮祥太朗さんとか)=悪い人というのは「まあそうだよね。」って感じであまり不安にならないが、千葉雄大君みたいな美青年が悪い人っていうのはゾワゾワゾワッとした心の芯が震える恐怖がある。ドラマという架空の話だけど精神的に疲れてしまう。ドラマとしてはゾワゾワゾワ要素が必要なのかもしれないけど、そして今後もっと悪い展開になりそうだけど、その要素はあまり目を向けないようにして、ぷーさん、ももさんの恋愛模様のドキドキを楽しみたい。癒やされたい。