木曜「たまむすび」が心地よい。
楽しい。癒やされる。
「たまむすび」はTBSラジオの番組。
赤江珠緒さんをメインパーソナリティに月曜から木曜まで日替わりでパートナーを替えながら赤江珠緒さんと各曜日のパートナーとのトークが楽しめる番組。
(金曜日は外山惠理アナウンサーと玉袋筋太郎さん)
で、特に木曜日がお気に入り。
赤江珠緒さんと木曜パートナーの土屋礼央さんのおしゃべりがとても心地よいのだ。
なんでか?
それは赤江珠緒さんと各曜日のパートナーの関係において、
木曜日が1番リラックスして話している
感じがするからだと思う。
「たまむすび」はどの曜日も楽しく暖かい雰囲気なんだけど、曜日ごとにパートナーが違うこともあって微妙に雰囲気が違う。
■月曜日
パートナー:カンニング竹山さん
赤江さんと竹山さんの関係は、
大人になった仲の良い親戚の叔父と姪
みたい。
小さい頃からお互いに知っているので気を使うわけでもないけど、とはいえ年の差はあるので節度ある感じでワイワイする感じ。
お盆とかお正月の親戚の集まりよろしく、ほのぼのと時間が過ぎていく。
■火曜日
パートナー:南海キャンディーズ山里さん
赤江さんと山里さんの関係は、
フリーアナウンサーVSお笑い芸人
という感じ。
元バスケットボールプレイヤー山里さんが10秒に1回ぐらいのペースでチャンスさえあれば笑いを取るためのシュートを打ってくる。それに応えるかのように赤江さんはパス(あえて!?ポンコツぶりを発揮)を出したり自分からもシュートを打ったり。
タレント(才能)のぶつかり合い!って感じで笑いと供に2時間半が過ぎていく。濃密。
■水曜日
パートナー:博多華丸大吉の大吉さん
赤江さんと大吉先生の関係は、
会社で出会った先輩と後輩
な感じ。
お互いに尊敬していて大事な人と思っている。何ならお互い好きな感情も心の奥底にはあったりするけどお互いに顔にも口にも出さないような。落ち着いた雰囲気の中お喋りが続いてく。
大人のゆったり時間。
■木曜日
パートナー:RAG FAIR土屋礼央さん
赤江さんと礼央さんの関係は、
サークルの先輩と後輩
な感じ。
そんな二人が大学卒業後、社会人になっておしゃべりしているような。
とにかく先輩の赤江さんがノビノビしている。超リラックスしている。
番組中にアナウンスを失敗したり、トンチンカンなことを言ったとしても赤江さんは全然気にしない。(他の曜日でも気にしてないけど、特に木曜日はノビノビしている感じがする。)
なんなら、自分の担当のところ(告知とか)も「ちょっと難しいな」って思ったら礼央さんに丸ぶりしたり。
とにかくノビノビ!
赤江さんの「砕けた笑い(キャハハハハハっていう笑い)」も他の曜日よりも多い気がする。
この先輩の「横暴行為」に振り回されながらもちゃんと期待に応える礼央さんもいい感じ。
赤江さんが日常生活で鼻歌で歌っている数々の歌を
「メドレーにして!いい感じの曲にして!」
っていう無茶な依頼もなんだかんだいって引受でちゃんと曲を作るという。
赤江さんの礼央さんへのお願いの仕方もひどくて、
「忙しいところ悪いんだけど〜。」
「締め切りまで時間が短くて申し訳ないんだけど〜。」
的なことを言葉としては言うんだけど、「先輩後輩の関係」なので礼央さんに拒否権は一切ない。赤江さんも「忙しかろうがなんだろうが絶対に作ってもらう体」で話を進めちゃう。
ひどいやり取りではあるけど、根底に二人の仲の良さ、信頼関係が見えるので、毎回ラジオで繰り広げられるこういったやり取りが面白いし心地よい。こっちも楽しい気分になる。
で、礼央さんが番組全体をうまくコントロールしている感じも良い。
山ちゃんがバスケットボールプレイヤーだったのに対して、礼央さんはミュージシャン。
常に番組全体を見渡して、自由奔放な赤江さんを活かしながら、「2時間半の曲」を最後まで心地よくリスナーが聞けるように、メリハリをつけてコントロールしている。時に静かに、時激しく、盛り上がりが欠ける時は自らネタを提供して盛り上げて、、、
最後まで聞いた時に心地よさが残るようにうまいこと裏でコントロールしている。
本当はもっともっと目立ちたいはずの礼央さん。(土屋礼央さんって、昔はもっと、「俺が俺が!」って感じだったよね。)でも、番組全体を考えて自分を抑えつつ赤江さんを活かす礼央さん。
えらい。素晴らしい。
聞き終わった後も、ちょっと幸せな気分が残っている木曜たまむすび。最高!
ってことで、元気が無い人、心が疲れている人にはおすすめです。
おしまい。