例えば
鍋に愛する妻特製のシチューがあったとして。
程よく温めたところで鍋のフタを取ったりして。
「あー、いい匂い。美味しそー。」なんて言ったりして。
「さあ、よそってみんなでいただきましょー。」なんて声をかけたりして。
で、ここから問題になるのは、その時、手に持った鍋のフタ。
鍋のフタ、熱い、置けない。
取手は熱くないから持てるけど、そのフタを平らなところに置くときは取手を下側にして手を抜かないといけない。
そこで絶対、フタのガラス部分に手を触れてしまう。
熱い!しっかり熱い!
で、手首を変な角度に曲げながら頑張って置いたとしても、結局、
熱っ!!!ガチャガチャゴロロン!
っとなってしまう。
手袋使えばいいじゃんって話もありますが、まあその、ちょっと面倒なところもありまして、、、
一方、愛する妻はすごい。
素手でフタをさっと取り、さっと置く。
きっとフタに手は触れているのに!
でもドタバタしない。短時間であれば耐えられるようになっている!
天ぷら屋のおじさんが、油の中に手を突っ込めるように人は鍛えるとなんでもできるようになるのだ。すごい。
きっと家族への愛が自然と手を鍛えてくれたのだろう。
感謝。
そして、シチューが美味しい。
感謝。
おしまい。