output43’s blog

誰かに都合よくいい感じで見せたい雑記

ミスドの手帳の思い出

今週のお題「はてな手帳出し」

 

大学生の時、欲しい手帳があった。

それはミスドの手帳。

当時、ミスタードーナツでは、

ドーナツをいくつか買うとスクラッチカードがもらえる。

スクラッチカードを削ると点数が書いてある。

一定の点数を集めると景品と交換してくれる。

 

っていうキャンペーンをやっていた。

その景品の一つが手帳だった。

遠い記憶であんまり覚えてないのだけど、なんか当時、そのミスドの手帳がかなりの人気だったのだ。

景品としてもらえる手帳は、

 ☆皮っぽい外装(高級感、でもかわいい感じもある)

 ☆予定を記号化したシールもついてる(オシャレかわいい)

 ☆スケジュールもしっかり書き込める(実用的)

ってな感じで、結構いい手帳だったのだ。

 

なもんで、僕はそのキャンペーンの時期にせっせとドーナツを食べて点数を集めていた。

時には、友達にも協力してもらったりして。

で、時を同じくして、全く同じことをしている男がいた。

大学の同級生の友達

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僕らは競ってポイントを集めた。

誰よりも早く手帳を手に入れるのだ!

しょうもない戦い。

この勝負のポイントは

ドーナツを買うともらえるスクラッチカード。

カードによって点数が違うのだ。

点数が高いカードもあれば低いカードもある。

削るまではわからない。運が試される。

このカードでなるべく高い点数を叩き出すことが、手帳への近道。

んで、ある夕方。

その競っている友人が僕の家に泊まりにくることがあった。

僕の家に向かう途中、2人でドーナツを買ってカードをもらった。

いざ勝負!

削ったところ、友人は低い点数。

で僕のカードは高い点数!

手帳がもらえる点数に届いた!

 

いやったあああ!!!

運がいいぜいいいい!!!

 

意気揚々とカードと手帳を交換する僕。

少し悔しげな友人。

が仕方ない。勝負の世界はいつも非情なもの。

友情よりも大事なものがある。

この手帳を譲るわけにはいかないのだ。

 

手帳を手に入れた僕が、次にやること。

それは、次の日に学校に行って、みんなに自慢すること。

カードをくれた人たちにも感謝せねば。

明日の学校が楽しみだー!

 

翌朝。

うちに泊まった(&手帳を手に入れることができなかった)友人と2人で学校へ行く準備。

で、そこで事件が発覚。

手帳がない!!!!!

どこを探してもない。

友人も一緒に探すがない。ない、ない、ない!

そんなこんなで、授業の時間が迫る。

僕らは基本真面目だったので、授業をサボる訳にはいかない!

ってことで、手帳を持たずに泣く泣く学校に向かった。

悲しい。みんなに自慢したかったのに、、、

 

で、後日、友人の告白で分かったこと。

 

友人が僕の手帳を「鍋」の中に隠していたのだ!

 

鍋って、、、

まあ、探しても見つからないよね。

先に自慢されるのが嫌だったらしい。

自慢したがる僕も、鍋に隠して阻止する友人も心は小学生だった。

その件で喧嘩するのもまさに小学生だった。

純粋だった。

平和だった。

良き思い出。

 

おしまい。