今週のお題「はてな手帳出し」
大学生の時、欲しい手帳があった。
それはミスドの手帳。
当時、ミスタードーナツでは、
ドーナツをいくつか買うとスクラッチカードがもらえる。
↓
スクラッチカードを削ると点数が書いてある。
↓
一定の点数を集めると景品と交換してくれる。
っていうキャンペーンをやっていた。
その景品の一つが手帳だった。
遠い記憶であんまり覚えてないのだけど、なんか当時、そのミスドの手帳がかなりの人気だったのだ。
景品としてもらえる手帳は、
☆皮っぽい外装(高級感、でもかわいい感じもある)
☆予定を記号化したシールもついてる(オシャレかわいい)
☆スケジュールもしっかり書き込める(実用的)
ってな感じで、結構いい手帳だったのだ。
なもんで、僕はそのキャンペーンの時期にせっせとドーナツを食べて点数を集めていた。
時には、友達にも協力してもらったりして。
で、時を同じくして、全く同じことをしている男がいた。
大学の同級生の友達
↓↓↓
僕らは競ってポイントを集めた。
誰よりも早く手帳を手に入れるのだ!
しょうもない戦い。
この勝負のポイントは
ドーナツを買うともらえるスクラッチカード。
カードによって点数が違うのだ。
点数が高いカードもあれば低いカードもある。
削るまではわからない。運が試される。
このカードでなるべく高い点数を叩き出すことが、手帳への近道。
んで、ある夕方。
その競っている友人が僕の家に泊まりにくることがあった。
僕の家に向かう途中、2人でドーナツを買ってカードをもらった。
いざ勝負!
削ったところ、友人は低い点数。
で僕のカードは高い点数!
手帳がもらえる点数に届いた!
いやったあああ!!!
運がいいぜいいいい!!!
意気揚々とカードと手帳を交換する僕。
少し悔しげな友人。
が仕方ない。勝負の世界はいつも非情なもの。
友情よりも大事なものがある。
この手帳を譲るわけにはいかないのだ。
手帳を手に入れた僕が、次にやること。
それは、次の日に学校に行って、みんなに自慢すること。
カードをくれた人たちにも感謝せねば。
明日の学校が楽しみだー!
翌朝。
うちに泊まった(&手帳を手に入れることができなかった)友人と2人で学校へ行く準備。
で、そこで事件が発覚。
手帳がない!!!!!
どこを探してもない。
友人も一緒に探すがない。ない、ない、ない!
そんなこんなで、授業の時間が迫る。
僕らは基本真面目だったので、授業をサボる訳にはいかない!
ってことで、手帳を持たずに泣く泣く学校に向かった。
悲しい。みんなに自慢したかったのに、、、
で、後日、友人の告白で分かったこと。
友人が僕の手帳を「鍋」の中に隠していたのだ!
鍋って、、、
まあ、探しても見つからないよね。
先に自慢されるのが嫌だったらしい。
自慢したがる僕も、鍋に隠して阻止する友人も心は小学生だった。
その件で喧嘩するのもまさに小学生だった。
純粋だった。
平和だった。
良き思い出。
おしまい。