ブライアンアダムスが5年ぶりに来日するそうだ。通勤途中に見かけた告知ポスターから高校時代のことを思い出した。
僕はずーっと洋楽より邦楽派なのだが(英語苦手だから)、高校の時の友人がかなりの洋楽派であった。そんな彼があるときブライアンアダムスのアルバム「カッツ・ライク・ア・ナイフ」を貸してくれた。ブライアンさんと貸してくれた友人には申し訳ないのだが、そのアルバムを聴いて、歌声にびっくりしたとか、英語なのに心に突き刺さったとかの衝撃はなかった。(洋楽もかっこいいなとか、聞いてもいいのかなとかは思いました。)
ただ一つ、とてもとても印象的なことが。
ジャケットの写真である。めちゃくちゃかっこいい。徒競走の用意スタート直後のポーズで片手にギターを持ち、こちらを向いている彼は、イケメン!顔ちっさい!手足長い!衝撃的なかっこよさであった。そしてCDの帯か何かにキャッチコピーみたいなのが書いてあった。
「○○○ロックンローラー△△△!」
みたいな感じ。ロックンローラーの前後の言葉は覚えてない。
「大人気ロックンローラー、ニューアルバムを引っさげて登場!」
「新世代ロックンローラー、ブライアンアダムスの大ヒットアルバム!」
とかそういう感じのことが書いてあったと記憶。高校時代の話なので20年以上前の話ではあるが、当時でも「ロックンローラー」って言葉はカッコ良さを表すには古臭い言葉であった。シティーボーイみたいな、ナウなヤングみたいな。が、しかし、そんな言葉はものともしないかっこよさ。逆に、ロックンローラーという言葉がジャケットの写真によってかっこいい言葉に感じたのをとても覚えている。友人にCD返すときも
「ロックンローラーって、この人だとめちゃくちゃカッコよく聞こえるね。」という、曲とは関係ない感想を伝えていた。
そんなことを思い出して、気になったのでキャッチコピーの全文が何だったのか検索してみた。簡単に見つかると思ったのだが、、、あれ、全然出てこない。そもそもロックンローラーって言葉がブライアンアダムスと紐付いて検索にあまり出てこない。なんでだろう?この記憶はまぼろし?誰かに記憶を改ざんされた?こんなに心に刻まれているのに。謎深まる。