ラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」を聴いて思ったこと。
「偉くなる人ってこういう人だな」ってこと。
それはズバリ、
線引きがはっきりしている人
「安住紳一郎の日曜天国」では毎週ゲストを招いてのトークコーナーがあって、この前のゲストは大竹しのぶさん。トークの中で大竹しのぶさんの舞台のお仕事の話に。その流れから安住さんは
大竹しのぶさんの舞台は1回も見に行ったことがない
とのこと。金スマなどで20年近い付き合いなのに1回もないと。
一方で、
米倉涼子さんの舞台はしっかり見に行っている
とのこと。
大竹しのぶさんがクレームを入れるも、のらりくらりとかわす安住さん。その話が出たのがトークコーナーの中盤。そして、トークコーナーの最後に改めて大竹しのぶさんから安住さんに「ぜひ舞台を見に来てほしい。」という依頼。大女優大竹しのぶさんが、いろんなキャラクターになりきって「見に来て!」を連発するも、「今度は見に行きますよ。」とは絶対に言わない安住さん。のらりくらり。結局最後まで社交辞令でも「行く」とは言わないままトークコーナー終了。
すごい。偉くなる人って線引きがはっきりしている。相手がどんなに大物であっても、どんなにお世話になっていても、「自分の中で決めた線引きをずらさない」
大竹しのぶさんの舞台は絶対行かないが、米倉涼子さんの舞台には行く。
自分で決めたことはどんなに圧力がかかっても絶対に曲げない。安住さんは、入社当時からお茶汲み、コピーの仕事(←新人の仕事だったらしい)は「絶対にやらない。」って社内で公言して本当にやらなかったって言っていた。それで、社内で浮いてしまっても、上司に圧力をかけられても、一切気にせず自分の線引きをずらさなかった。自分の信念を貫いて突き進み、そして、今では「局長待遇」という偉い人に。
線引きがはっきりしている=自分の価値観や優先順位が明確。大竹しのぶさんの舞台よりも米倉涼子さんの舞台が大事。決してブレない生き方。
そうありたい。そうなれない、なかなか。
おしまい。