output43’s blog

誰かに都合よくいい感じで見せたい雑記

ヤムチャに学ぶ

今週のお題「ゲームの思い出」

ゲームで思い出されるもの。いくつかあるけど、そのうちの一つは、

ドラゴンボール神龍の謎(ファミコン)

である。
このゲームは悟空(少年期、サイヤ人にはならない)を操って敵を倒していくゲーム。
「神龍の謎」とか言っているのでドラゴンボールを集めるゲームなのだろうけど、なんと言っても最後までたどり着いていないのでどんなゲームだったのか、何を目的にしていたのか、全く記憶がない。おぼろげな記憶では、はじめにザコ敵を倒して、ある程度倒すとボス戦、その繰り返しだったような。ザコ敵を倒すステージで亀の甲羅をゲットするとかめはめ波が撃てるようになる。甲羅には赤と緑があった気がするけど、色違いで何ができるか不明。あと如意棒が長くなる仕組みがあったような。と、不明だらけのゲームだけど記憶に残っていること。それは、

ボスのヤムチャが強い!

である。
そもそも僕はゲームが上手くないし、このゲームも結局最後までクリアしていない。他の人にとってはヤムチャは初期に出てくる弱いボスだったかも知れないが、僕にとっては非常に強いボスであった。なんとかザコ敵を倒し、甲羅集めて、かめはめ波撃てる状態にしてヤムチャ戦に挑むのだが、ことごとく負ける。全然勝てない。なんか飛び回るヤムチャにやられ続けるのである。いつもなら、こういう状態になるとゲームを投げ出す(そして2度とやらなくなる)僕であったが、何故かこのゲームは頑張っていた。すごいこのゲームが好きとか、絶対クリアしたいとかそんな気持ちは無かったのだけど何故かめげずにヤムチャに挑戦し続けた。
色々試行錯誤するのだが何をやっても負け続けるので、ある時ちょっと疲れて悟空を動かすことをやめた。飛び回りながら攻撃を仕掛けてくるヤムチャ。しょうがなく応戦する悟空(僕)。するとどうだろう。ヤムチャが悟空の攻撃を受けるたびに悟空の頭上を飛び越えて、悟空の左右を行ったり来たりするのだ。悟空を動かすことなく、左もしくは右から降りてくるヤムチャに合わせて左、右と如意棒で攻撃するだけ。これを根気よく繰り返す。ただただ繰り返す。そして、その時は来た。とうとう全く歯が立たなかったヤムチャを倒すことが出来たのだ。ちょっと感動した。この壁を乗り越えた自分に。そして学んだ。「何事も成功する道がある。」ということ。「成功への道は、複雑なようで実はシンプルである。」ということ。
ゲームきっかけ、ヤムチャきっかけではあるが、この学びはとても大事な学びだったと思う。困難に直面したとき、今もヤムチャ戦を思い出す。「この困難も切り抜ける道が必ずある。」と。が、思い出しはするけど、いまいち生かしきれていない。ほぼ生かしきれていない。もったいない。ふぅ。